WUZIQI — 五目並べ
美しさ、それ自体が理由
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デザイン・目印

直前の一手はどこ?盤面で示す方法

実物の盤なら、打ったばかりの石に小さな旗を添えられます。画面上にはその旗がありません。印の大きさや色、表示時間によって、棋譜を振り返るときに思い出せることが変わります。

真上から見た盤面。折り紙の目印が、直前に打った石のそばに置かれています。
真上から見た盤面。折り紙の目印が、直前に打った石のそばに置かれています。

中盤で数秒だけ盤面から目を離すと、視線を戻したとき、まず直前に打った石を探すことがあります。黒と白の石が密集すると、直前の一手は自然には目立ちません。どんな印を付けるかによって、その後の石の形の見方も、棋譜を振り返るときに当時の考えをたどれるかどうかも変わります。

打ったばかりの石を見失う理由

五目並べでは通常、15×15の盤の交点に石を置きます。打てる場所は全部で225か所です。序盤なら天元近くの数手を覚えていられますが、両者の石が広がるにつれ、隣り合う交点は見分けにくくなります。

五目並べの基本的な着手ルールでは、双方が交互に1手ずつ打ちます。黒石を白黒入り交じる場所に置き、相手の次の手を考えてから盤面に目を戻すと、新しい石はすでに周囲の石に紛れています。打った場所を思い出せなければ、形勢を判断する手がかりが1つ減ってしまいます。

棋譜を振り返るとき、この手がかりはとりわけ重要です。同じ局面でも、横に並ぶ2つの黒石が先に目に入るかもしれませんし、斜めの並びに気付くかもしれません。直前の一手が分かれば、どのつながりが今変わったのかを確かめられます。印が助けるのは場所探しまでで、その先を判断するのは自分です。

実物の盤に置く小さな旗

実物の盤なら、打ったばかりの石に小さな旗を置く方法があります。次の手が打たれたら、旗をそちらへ移します。石はそのままにして、旗だけで「直前にどこへ打ったか」を示せます。この囲碁用の印刷可能な目印の旗は、石とは別の道具を使う例です。

デジタルの盤には、手で動かせる旗がありません。同じ情報を画面に描き込む必要があります。石の縁に輪郭の一部を加える方法も、小さな記号を添える方法もあります。どちらも打った場所がすぐ分かり、なおかつ石が黒か白かを見分けられることが大切です。

五目並べの盤面の一部を示した図。直前に打った石の縁に小さな印があり、周囲の石の色と交点もはっきり見えます。
印を直前の着手位置に寄せつつ、石そのものを見分けられる余地を残します。

見つけやすく、石は隠さずに

印が小さすぎると、盤に顔を近づけないと見つかりません。大きすぎると、石の色を隠してしまいます。たとえば黒石に挟まれた白石の中央を塗りつぶすような印では、先に模様が目に入り、誰が打った手なのか確かめ直すことになります。印を石の縁に収めれば、石の色も分かりやすくなります。

色も、実際の盤面で確かめる必要があります。WCAGは情報を伝える非テキストのUI要素に、少なくとも3:1のコントラスト比を求めています。印の見やすさを確認する際の目安になります。空の盤だけで色を選ぶより、黒石の上、白石の上、交点が密集した場所にそれぞれ置いて確かめるほうが確実です。

形も手がかりになりますが、役割を増やしすぎないほうがよいでしょう。縁の短い切れ目や弧だけでも、視線はその石に向かいます。矢印や光、大きな円まで重ねると、近くの交点が読みにくくなります。盤面では石のつながりも見る必要があるため、印はその上に控えめに添えます。

印が示すのは打った場所。判断するのは自分です。

印はいつまで表示する?

対局中、見つける前に印が消えてしまっては役に立ちません。次の石が置かれるまで現在の一手に表示し、置かれたら印を移すと、時間の流れが明確になります。盤上で印が付くのは、常に最新の1手だけです。

棋譜を振り返るときは、進め方が異なります。40手目で止めて横の列を数え、もう一度その手を確かめることもあります。前後の手へ移動するまでは、印を40手目に残しておくべきです。過去の印も盤上に残すなら、現在の手とはっきり区別できるようにしないと、どの印が「直前の一手」を示すのか分からなくなります。

打った場所を示すか、列全体を示すか

1つの石が活三(かつさん)を作ることも、2方向に同時に脅威を生むこともあります。直前の一手を囲む印は、変化が始まった場所だけを教えます。一方、列全体を光らせる表示は、見る方向まで選んでいます。答えている問いが違うため、同じ種類の表示として重ねると紛らわしくなります。

三三では、その違いがいっそうはっきりします。最初から2本の列を光らせると、表示に従って石を数えるだけで、「なぜこの手が2方向に同時に働くのか」を考えずに済ませてしまうかもしれません。まずは着手位置の印だけを残し、自分でつながりを探してから石の形を示すヒントを見れば、独立して判断する機会が1回増えます。

着手位置から振り返りを始める

次に棋譜を見返すときは、迷った一手で止めてみてください。印を見ながら後の手をいったん隠し、「この石はどの2つの石につながり、相手にはどの空いた交点を残したか」と問いかけます。盤面に即した問いほど、当時の判断を確かめやすくなります。

次に1手だけ進め、相手が実際にどこへ打ったかを見ます。最も急いで止めるべきだと思っていた列を相手が防がなかったなら、1手戻り、その列の両端にある空き場所を数え直します。前後に動くたびに印も手順に合わせて移れば、毎回、石で埋まった盤から着手位置を探し直さずに済みます。

最後に、「右上を活三(かつさん)だと思ったが、左側の止める場所を見落とした」など、具体的な一文を残します。似た形に出会ったとき、「ここで間違えた」という漠然とした記録より役立ちます。印が残すのは打った場所で、自分が残すのは判断の根拠です。

盤面になじむ、控えめな印

直前の一手を示す印は、石が多く置かれた盤で試すとよいでしょう。一目で見つかるかを確かめたうえで、石の色や近くの交点、斜めの並びも読めるかを見ます。空の盤で美しく見える印でも、中盤の白黒入り交じる盤面では埋もれるかもしれません。

よい印は、探すときには目に入り、石を数えるときには邪魔になりません。棋譜を一時停止しても、現在の一手に留まり続けます。どの列が重要かを決めつけず、どこから見直せばよいかだけを教えてくれます。

棋譜を振り返るなら、まず打った場所を見て、次に何が変わったかを見ます。

読み終えたら、WUZIQI で一局どうぞ。